2016年の大河ドラマは「真田丸」。真田幸村が主人公になり上田が舞台となるそうです。 ならばと、早速出かけることにしました。
3連休の中日、天気はイマイチでしたが、日帰りで充分楽しめるだろうし、上田は「信州の鎌倉」といわ、れたくさんのお寺があるということで、予習もなしの突然のお出かけです。
上田城は、真田昌幸が天正12年完成させた、天守閣のない珍しい平城です。
千曲川の断崖に臨み、攻めるに難く守るに易い要害堅固な名城だったそうです。
この中心に見えるのが大手門です。近年復元されたそうで綺麗でした。
紅葉には少し遅かったですが、たくさんの観光客で賑わっていました。
大手門の手前にあるこの真田石、めっちゃ大きいです。高さ約2.5m、横幅約3mだそうです。
この石垣の積み方の綺麗なこと!「打ち込み接ぎ」という方法だそうです。
これは南櫓です。本丸は跡だけで、櫓が西・北・南と残っているだけでした。
「真田井戸」は残っていて、直径2m、深さ16.5mもある大きな井戸で、どうやら抜け穴があってお城の北にある太郎山麓の砦や上田藩主居館に通じていたという伝説があるようです。
こういうのが大河ドラマに出てきたらいいな~って思いました。
博物館に入って歴史の勉強もしてきました。
第一次・第二次上田合戦で徳川の大群を撃退して、天下にその名を轟かせたそうです。
2度も実戦経験を持ち、輝かしい成果をあげた城は、全国でも他に例がないんですって!
天守閣はありませんが、日本100名城のひとつで、結構人気あるみたいですね。
ここは、日本一の知将と謳われた真田幸村の神霊が、智恵の神様として崇められていそうです。
なので、ビジネス・学業・スポーツ・恋愛で「ここぞ!」という時に、真田氏の知略や勝運にあやかろうという人が多く訪れる人気パワースポットなんだそうですよ!
上田城址の散策は午前中たっぷりと使って楽しめました。
そして、午後は信州の鎌倉と言われる上田の神社巡りです。
たくさんのお寺が車で数分のところに集まっていました。
なので、3時間超で7つも回れたんですよ。
ここは、生きとし生けるもの万物に生命力を与える「生島大神」と、生きとし生けるもの万物に満足を与える「足島大神」の二神が祀られ、摂社(下社・下宮)には諏訪大神が祀られる信濃屈指の古社だそうです。
生島神・足島神は日本国土生成の御霊で、その御神体は本殿奥深くの二間四方の大地だそうです。
なので、内殿には床板なく、大地そのものが御神体(御霊代)として祀られているのだそうです。
多くの人が家内安全・良縁子宝・身体健勝・商売繁盛など、さまざまなご祈願に訪れる神社のようです。
15日は過ぎているのに、七五三のお祝いの家族でめっちゃ賑わっていました。
結婚式も行われていましたね。
御本殿は室町時代に建てられたもので、 戦国時代以後に真田昌幸・信之等の武将や、代々の上田城主も、お参りしていたようです。
武田信玄も川中島合戦の戦勝祈願にきていたということです。
神池という池や、周りに立っているすごいおっきな木が、パワースポットであることを感じさせてくれました。
この池を巡らせて神域とされる島をつくる様子は「池心の宮園池(いけこころのみやえんち)」といって、出雲式園池の面影を残す、日本でも最古の形式の一つだそうです。
ここは、平安時代に弘法大師が開いたお寺で、「未完成の完成塔」と呼ばれる美しい三重塔がありました。
この三重塔、窓や欄干がなく簡素な美しさがあります。国の重要文化財に指定されています。
高野山に行って弘法大師様を拝ませていただいてから、弘法大師様が開いたお寺というだけで、お参りできたことを嬉しく思いました。
門までの参道が風情があってよかったです。
住職婦人手作りの「くるみおはぎ」がとっても美味しかったです!
三つ目、すぐ近くの「龍光院」
ここは、北条国時氏開基のお寺。
こちらでは精進料理「山菜膳」がいただけるというので、楽しみにしていったのですが、要予約でした。残念^^;
四つ目、「中禅寺」
ここには、中部日本最古の木造建築といわれる「中禅寺薬師堂」 があります。国の重要文化財に指定されています。 現在の中禅寺薬師堂は鎌倉時代初期に建てられたもので、中尊寺金堂と同じ建築方式だそうです。
中尊寺金堂は一昨年行ったので、説明看板に驚きました。キンキラキンの中尊寺金堂と同じなのに、この渋さ。これはこれで時代を感じれてよかったです。
ここの見ものは、石造多宝塔です。
北向観世音様が出現した所で、高さ2m85cmの安山岩で出来ており国の重要文化財に指定されています。
多宝塔というのは、上下二層の屋根がある塔です。下の屋根の上に饅頭形という丸いふくらみがあって、その上にまるい塔身があり、二つの屋根がその上にのっています。そして、その上に相輪という柱のようなものが立っています。
この多宝塔には木造のものと石造のものがあり、木造のものでは重要文化財になっているものがい くつもありますが、石造で重要文化財のものは常楽寺のこの塔の他には滋賀県にある塔だけだそうです。
苔むした感じがとっても良かったです。
六つ目「安楽寺」
ここには、鎌倉時代に建立されたという八角三重塔がありました。
これは中国の宋時代の様式で、長野県で第一に国宝の指定を受けた建造物だそうです。
とても立派で、精巧にできていることに驚くとともに、鎌倉時代のものが綺麗に残されていることも驚きですよね。
最後は「北向観音」です。
疲れていたのか、こちらではあまり画像を収めなかったので、こんなのしかありません^^;
こちらは、平安時代初期の天長2年(825年)、比叡山延暦寺座主の慈覚大師円仁により開創された霊場だそうです。
本堂が北に向いているのは、わが国でもほとんど例がないそうです。
ちょうど、南向きに建立された阿弥陀様を御本尊とする長野の「善光寺」と向かい合っていて、善光寺の未来往生と、こちらの千手観音様を御本尊とする現世利益の功徳は一体のものであるということから、両方に参拝しないと「片詣り」といわれるそうです。
今年の春、善光寺をお参りしたので、北向観音にもお参りできてこれで片詣りにはならなくてよかったです^^
今回の信州の鎌倉めぐりでゲットした御朱印は全部で8枚。
勉強不足でちょっとハードだったけど、歴史探訪は楽しいですね。
そして、年末ジャンボ宝くじの大当たりの確率が上がったかも・・・の予感・・・だめですかね^^